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2025年の記事:講師ブログ

サンタはいる?

塾の講師は子どもと話すことができる役目なので、サンタがいるか尋ねられた機会は数十回、もしかしたら100をこえるかもしれません。
「サンタがいるかどうか気になる」というより、「サンタはいないがこの先生はどう答えるだろう」という興味で質問している子も多いように私は思います。
今まで私は、いる気がすると答えていました。
なにも嘘を答えていたのではなく、信じている子がたくさんいるのだからいるほうが自然だろうと普通に思っていました。
親が枕元にプレゼントを置いて自分にサンタが来なくても、それはサンタがいない証明には関係ありません。
ですから、たぶんいるかもと思っていました。
その考えが変わりました。
2020年のアメリカ大統領選挙をきっかけに、アメリカの出来事に以前より興味を持つようになり、クリスマスがアメリカの人にとってどういう日なのか考える機会が増えたからです。
アメリカの人たちにとって家族がゆっくり過ごして心を通わせる大事な日なのだなと思いました。
日本人にはほかに大きな年中行事がたくさんありますが、クリスマスは日本人にとっても、家族がゆっくり過ごす日であってもいいのではないかなと思います。
プレゼントはおまけで、クリスマスの本質ではないように思います。
サンタの存在は、クリスマスは何をもらえば後悔がないかを選ぶ日というふうに、子どもにとってのクリスマスの意味を曲げてしまっていると私は思いました。
プレゼントをもらうこと自体はとても喜ばしいことですが、親からもらうということでいいじゃないかと。

そんなわけで、今までサンタの質問をしてくださった皆さん。
サンタはいる気がすると答えましたが考えが変わりました。
サンタはいないと思います。
プレゼントはサンタでなく、ご家族に感謝しましょう。
2025年10月21日 00:34

危機感より安心感

子供のころニュースも大人の表情も、今より平和でおだやかでした。
子供だから大人の大変な面を知らなかったのかもしれませんが、町の雰囲気も今より柔らかかったように思います。
学校へ行っても塾へ行っても、部活でスポーツをしても、なんなら家にいても、大人の人たちは危機感が足りないとか努力をしろと言っていました。
当時は今より多くの人がのんびりして、危機感が足りなかったのかもしれません。

今はどうでしょうか。
平和や穏やかさが減って、お笑いのネタもスポーツの指導も、ビジネスの講座や本も、努力や危機感を感じるようなものではなく、自然でゆるめなものが好まれるように思います。
もうこれ以上、危機感だの努力だの誰もききなくないし、きいてもどうしようもないのです。
塾の講師もだと思います。
漢字や計算を間違ったり、点数が低かったりうまくいかないときに、このままでは受験がこうなるとか、ダメだった理由はこれだとかを言っても、何も進まないだけでなくよけい悪くしてしまう場面の方がずっと多いものです。
危機感が足りないからではなく安心感が足りないからそうなるのだと感じています。

解けなくて困っている子にはとにかく即、答を教える。
宿題がつらそうな子には、心理的な負担が少ない問題を厳選する。
試験がどうの、受験がどうのという将来の不安がどうこうでなく、いま解けるようになった問題をちゃんと喜ぶ。
そういうふうなほうがものごとがよくなると思いました。

 
2025年09月07日 15:33

「答えは書けるけど意味はわからない」も大事な段階

子どもの頃、歴史でいい点を取ったりすると得意になって「答えがわかるだけではダメだ、歴史のできごとの意味や理由がわかるのが大事だ」と言ったりしたものです。
今思えばそれは思い上がりだったように思います。

歴史なんて別に興味ない子がやっと答えをかけるようになったときに、意味や理由がわかってないからダメだと言っても何もいいことはないし、
ましてや、何もわからずに答えを書けなくて困っている子に「答えだけわかっても意味がないから」と言ってかみ砕いて丁寧に説明なんかしても、
聞くほうはただ嫌な気持ちになって、もっとわからなくなるだけです。
困っているのだからまず答えを教えて安心させる方が先です。

「答えが書ける」という安心はその先に進む前に必ず通る、とても大事な過程だと思います。
「答えは書けるけど、意味とか理由はわからない」というのは、何もわからない状況からちゃんと進んで、ほめられるべき立派な状態です。
逆に「意味や理由はわかるけど答えはまだわからない」なんておかしな順番は無いのです。

答えだけ書けることと、意味や理由を理解することをいっぺんにやりなさいというのは、無駄にハードルを上げる非効率な考えではないかと思います。
答えがわかるというのは大事なことで、一緒に喜ぶことだと思います。

すり傷に砂がついていたら、洗うという答えが大事で、ばい菌が入るとかの理由は後で理解すればよいし、知らなくても別に困りません。
2025年07月04日 02:57

苦手教科や苦手単元も気分よく

「割合が苦手だから割合の問題を順番に解こう」とか「英語が苦手だから英語を集中的に勉強させる」と言葉にするのはとても安直です。
それではうまくいかない場面が多いと思います。
ピーマンが苦手な子に、体に良いよおいしいよと説くようなものです。
口に押し当てて食べなさいと言っても、効率が悪いだけでなく余計にトラウマになる逆効果すらあるでしょう。
グラタンにちょっと混ぜるとか、白くて苦いところを取り除くとか、周りができるのは準備だと思います。

例えば割合なら、%を理解せず問題文の数字をただ割り算にすればいい問題ばかりを選んでおいて、気分よく式を書いてもらいながら「200÷じゃなくて、÷200にした点が良かったです」とか「正解です。200がもとだからね。200÷じゃなくて÷200にしたところが賢かったです」と誉め言葉のていで説明するぞと、作戦をあらかじめ決めておくのです。
これを実際に授業でやるには、その説明に都合がいい問題がどのページのどの問題か把握しておく必要があります。
普段担当している子なら、その子は割り算の筆算をどの程度できるかも知っておくべきでしょう。
小数の出る筆算が不安定な子にいきなり「やってごらん」と言ってひっ算が途中で止まってイヤな思いをさせたら、もうその時点でやる気が下がって作戦が台無しです。
苦手単元で一度やる気が下がると、そのあとどんなに上手な説明をしても何も伝わることはありません。
ひっ算が不安定な子なら、紙にひっ算をやって見せて「この紙隠していいですか?」と尋ねてあげなくてはいけません。

その子の状況に合わせてどの問題を解けば、気分よく進むかをあらかじめ選んでおく必要があります。
そういう授業は準備に時間がかかります。
目の前の子に全力を注ぐのは塾の講師の仕事ですが、毎週すべての授業をそこまでにはできないのが実際です。

何も準備せずに「きみは割合が苦手ですね。だから割合の問題をどんどん解きなさい。こっからここまで宿題」と言うのは本当に簡単です。
誰でも言えます。
割合なんてだいたいの小学5年生が苦手ですから、一回も授業したことない子に占い師みたいな顔で言ったってほぼ当たります。
塾の先生はそういう言い方を慎んだ方がいいと私は思います。
宿題をできないイヤな経験がさらに1回増えて、その分よけい苦手になることの方が多いと思うからです。
2025年03月13日 23:18

気分よく勉強する

野球観戦が好きです。
プロ野球のシーズン中はとくに、頻繁に野球関係のニュースを見てしまいます。
最近は、野球をする子どもや親御さんと選手が交流するような記事もよく見かけます。
小さい頃から技術的なことを厳しく指摘するのではなく、子どもの間は楽しく野球をするのが大事と話す選手が増えているように思います。
勉強も同じと思います。
子どもの間違いを指摘するのは最小限にとどめて、気分よく勉強してもらう以上に大事なことは無いと思います。

他の子ができてるのに、自分はできない。
学校でいやな思いをして苦しみながらやっと通分ができつつある子に、約分をしてないとか、いくつ間違いがあると指摘しても何もいいことはありません。
そんなのは通分ができた安心をちゃんと味わった後でないとできないのです。
やっと通分だけできた時は、約分には触れずに「できたできた!通分できました○○さん!」と心から喜んであげないと次につながらないと思います。
約分や、帯分数への換算などの間違いは全部放置したまま何問か続けて、たくさん解けたぞと気分がよくなったところで「よし、○○さんは全部できました!約分だけですね」と、まるでどうでもいいことのように指摘すればいいのです。
2025年02月14日 23:53

個別授業の講師の志望動機

小学生の低学年のころ多くのクラスにいた、つねにぼんやり暮らす子を覚えていますか?
お勉強はできず、机の中はプリントぐちゃぐちゃで奥には何か月も前の給食のパンが入っていて、給食を食べるのが遅く話も聞かずぼーっとして、みんな体操服に着替え終わってからやっと袋から体操服を出すような。
私はそういう子どもでした。
体育がはじまるころ誰もいなくなった教室でひとり、のろのろと体操着に着替えていました。
自分がおそいくせに、もうちょっと待ってよと思ったのを覚えています。

5年生、6年生になるとそういうのはだんだん改善して目立たない子になってきて、特にお勉強はよくわかるようになっていました。
中学校では塾にも通って、中3の時は日本のどの高校にでも入れる成績でした。
点数が低い子は特別に補習とかしてちょっと良くなったら喜んでもらえるのに、点数がいい子は喜んでもらったり難しい問題を解く機会をもらえていないぞ、点数がいい子ももうちょっと見てほしいなと思っていました。

小学校や中学校で、自分が先生ならひとりひとりによく向かい合いたいなと思った気持ちが、いまこうして個別授業の講師をしている心理的な原点かもしれないと思います。
2025年01月25日 01:31
ツルミノコベツ


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