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まちがい直しをしない選択

子どもが書いた答えが正解でなくても、指摘せず別の問題に移る方が良い場面があると思います。
まちがい直しそのものを否定するわけではありません。
まちがいを5問直すのと、別の新しい問題5問を解くのを比べたら、その子の課題を改善できるわけですから、まちがい直しの方が良いにきまっています。
でも中には、まちがいを悲しみすぎて頭の回転が悪くなってしまう子がいます。
まちがい直しがイヤすぎてため息をついたり、のびをしたりトイレに行ったり飲み物を飲んだりして取り掛かりが遅く、頭の回転も悪くなってしまう子もいます。
そうして、まちがい直しをすると新しい問題を解くより10倍の時間がかかる子もたくさんいるのです。
10倍は大げさだと思う講師は、本当に勉強がイヤだという子の勉強を教えた経験がないか、または、まちがい直しをすべきか別の問題に進む方がいいかを真剣に判断したり、自分の授業をあとから振り返ったことがないのだと思います。
10倍はかからなくても、普段は精度が高いのにまちがい直しだと計算の精度が落ちたり、英語の名詞にaやsが要るかの判断が非常に雑になったりする子は珍しくありません。
1字だけ間違えたスペルミスを、1文全て書き直すよう言われるとストレスに感じる子もいます。
1字だけ間違えたスペルミスをその字だけ書きなおすのは、円周率100けた暗記しようとした時に間違えた1字ばかりを5回書くようなもので、意味が薄いと思います。
そんな雑なまちがい直しなら「間違いの指摘を聞いて、いやいや消して書き直す時間とエネルギー」を別の新しい問題に注いだほうがいい場面はとても多いと思っています。
まちがい直しをすることや間違いを指摘されること自体に、エネルギーや時間を、割に合わないくらい消費してしまう子は結構多いのです。
集中できる時間が短い子ほど、講師のこの判断は大きな差になると思います。
2023年10月17日 23:38
ツルミノコベツ


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